口臭の原因は歯石?歯石によるトラブルと予防方法

歯磨き

歯医者に行ったときに、歯石について何も相談していないのに歯石を取っておくと言われた経験はありませんか?

歯石って?と思う方も多いと思いますが、あまり健康的なイメージはないものです。

歯石がどんなもので、放置しておくとどんなリスクがあるのか、どうして歯石をサービスで取ってくれるのかなど、詳しく調べてみました。

歯石は放置厳禁!歯石により口臭が発生するメカニズム

口臭の原因の中には、歯石が原因となるケースがあります。

歯石は、歯と歯茎の境目にできる軽石のような存在で、誰にでもでき、セルフケアは難しいものです。

市販の歯ブラシでは落とせない歯石は、放置しておくと口臭を発生し、口腔内環境を悪化させます。

口臭の原因になる歯石にスポットライトを当てて、詳しく見ていきましょう!

歯石の正体と口腔内での役割

歯石は歯の汚れが石灰化したもので、通常の歯垢(プラーク)のように柔らかくてねばねばしたものとは異なるものです。

名称に「石」が付いているように、硬い石のような状態で歯と歯茎の境目付近に付着しています。

毎日歯磨きをしている人でも歯石はできるもので、少しでも残ったプラークが平均して2週間程度の間に歯石になると言われています。

歯石は一見すると、口臭の原因になることや、歯周病の原因になると言われているので、悪いものというイメージが定着していますが、本来は少し異なる役割も持っています。

口の中でプラークが残っている部分には、細菌が集まりタンパク質を分解して口臭を発生させるなど、迷惑な行為を行うことが一般的です。

歯石は、細菌が悪さできない状態を作ろうとする体の防御反応でもあり、唾液成分がプラークを固めて歯石にしてしまうメカニズムもあります。

歯石は悪いイメージが強いですが、口腔内の健康を守る働きの1つとして、誰にでもできるものです。

しかし歯石は軽石のように、表面がボコボコしていて、歯石になった後から細菌がボコボコの表面に住み着きやすいデメリットがあります。

汚れも付着しやすくなり、せっかくの防御反応は口臭悪化や歯周病の原因にもなってしまいます。

良い面も、悪い面もありますが、結果的には放置しておくわけにはいかないものです。

歯石が招く口臭のメカニズムとその他のトラブル

歯石が招く口臭について 歯石が招く口臭について

歯石は、歯と歯茎の境目にできやすく、場合によっては、歯茎に隠れた歯の根元に歯石ができることがあります。

歯茎の内側部分なので、空気に触れず嫌気性菌といわれる口臭の原因菌が発生しやすくなります。

これが歯石が招く口臭のメカニズムで、歯磨きをしても取れない口臭の原因です。

歯茎の内側にできる歯石は、歯周病菌の温床になることもあり、口臭がますます悪化することもあります。

歯石が招くその他のトラブル1 歯石が招くその他のトラブル1

歯石は、プラークが固まったものですが、歯石はプラークを歯に留める役割も担っています。

歯石の表面は軽石のようにボコボコしてざらざらしているので、新たなプラークが引っかかりやすい状態です。

放置しておけば歯石になることは間違いありませんが、固まるまでの間は2週間程度と時間があります。

その間に細菌が歯や歯茎に対して、虫歯や歯周病を発生させるリスクが高くなります。

歯石が招くその他のトラブル2 歯石が招くその他のトラブル2

歯石は歯と歯茎の境目付近にできることが多く、場合によっては歯茎の内側にもできるものです。

歯石は軽石のように固いものなので、食事のときの咀嚼によって、歯茎と歯石に摩擦が起きて、歯茎を傷つけることがあります。

歯茎は小さな歯石なら大したことはなくても、歯石が大きいケースや数が多い場合は、歯茎が炎症を起こす原因になることがあります。

口臭対策なら歯石除去しよう!歯石除去方法とメリットを紹介

歯石による口臭対策をしたいなら、歯石を除去することが1番良い方法です。

歯石は誰にでもできるものなので、できれば定期的にケアしていくことが望ましいですが、具体的にはどのような方法で除去していくのでしょうか。

歯石除去方法と、それに伴うメリットにはどのようなものがあるのか一緒に見ていきましょう。

歯石除去は歯科医院でOK!流れ・費用・痛みなど解説

歯石と口臭の関係から、歯石を取ることは口臭予防や改善につながるといえます。

歯石は一般の歯科医院で取ってもらうことができ、歯石除去のために定期的に通う人も増えています。

歯科医院で歯石除去をするときは、診察を受けることから始まります。

歯科医院の受診が初めてなら問診やカウンセリングからスタートして、虫歯や歯茎の炎症の有無、歯周ポケットの測定を行います。

この時点ではほとんど痛みはなく、痛い場合は虫歯や歯茎の炎症がある部分が痛みます。

その後歯石を除去していきますが、手動でスケーラーという器具を使って、ガリガリと落としていくケースと、超音波スケーラーを使用して落としていくケースがあります。

手動の場合は施術者の力加減や、ガリガリとこする音を感じるので、痛みや怖さを感じることがあります。

超音波スケーラーならほとんど何も苦痛はなく、スピーディーに除去できます。

歯石除去が終わると、歯磨きの指導や口腔内の治療や管理法の説明があることが多いです。

歯石除去は、スケーラーという専用の器具を使うことが、1番の不安材料です。

多少チクチクした痛みはあるものの、激痛が走ることはありません。

歯石除去による口臭予防プラスアルファのメリット

歯石除去は口臭の改善と予防には大きな効果があると言われています。

しかし実際にはもっと多くのメリットがあり、定期的に歯石除去をすることがおすすめです。

  • 口内環境を整える
  • 歯周病予防ができる
  • 歯茎が引き締まる
  • 歯の白さを取り戻すことができる
  • 歯茎からの出血を予防できる

さまざまなメリットがある中で、歯周病の予防や歯の白さを取り戻せることは、大きなメリットではないでしょうか。

歯周病は口の中だけの問題ではなく、歯周病菌が命に係わる病気の原因にもなります。

また歯石は黄色っぽいか、褐色をしていることが多く、それらを取り除くことで歯が持つ本来の白さを取り戻すことができます。

健康的な印象になることや、見た目にも白く明るい歯になる効果があります。

口臭&歯石予防のためのセルフケア

口臭と歯石を予防するためには、セルフケアも重要です。

自宅でできるケア・歯科医院で行うケアがあり、どちらも比較的簡単にできるので、参考にしてください。

  • 毎日の歯磨きでプラークをしっかり落とす
  • 日ごろの歯磨きで、出血の少ない健康な歯茎を育てる
  • 歯の表面に傷があるときは修復できる歯磨き粉を使う
  • 歯並びをそろえるよう必要に応じて矯正する
  • 歯科医院でPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を受ける

普段の歯磨きは、最低でも1回は時間をかけてじっくり丁寧に行うようにします。

歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯と歯の間の汚れも落とすことで、口臭も歯石も予防することができます。

歯磨き粉は、研磨剤が粗いものだと歯の表面に傷をつけて、エナメル質を傷つけてしまいます。

傷ついたエナメル質は歯石ができやすくなるので、研磨剤の粗いものは避けて、エナメル質を強化してくれる成分が配合されているものを使用しましょう。

歯磨きの仕上げには、歯石沈着予防効果のあるデンタルリンスを使うこともおすすめです。

歯科医院でのケアは、口臭予防や歯石予防をしたい、という内容で相談すれば快く対応してもらうことができます。

定期的に通うことでより一層の効果を発揮し、同時に虫歯のチェックなどもしてもらえるためこちらもおすすめなケア方法です。

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